■株式会社 セイコー珈琲/呉市
「尊敬する父の力になりたい」。ブラジル公認珈琲鑑定士、井口周一さん。(セイコー珈琲専務取締役)後継者の決断は早かった。高校卒業後、珈琲とサッカーの本場ブラジルへ単身留学。
二年間の修行の後ブラジル公認珈琲鑑定士を取得した。以来二十年、原料産地を渡り歩き「今では生豆をみただけで香りや味わいが判ります。美味しい珈琲作りには素材選びは欠かせません」と語る。
「もっと美味しい珈琲を適正価格で提供したい」。約三十年前、呉市ナンバー1の喫茶店「喫茶セイコー」を経営していた井口社長の決断は自家焙煎の道。昭和五十年、生豆の輸入から、焙煎、パッケージまで全てを手探りで始めた。
「機械は、ヨーロッパに渡り自分の目で確かめてから導入しています。さらに使いやすいよう手を加えます。最高の豆を最高の状態で提供するために努力は惜しみません」。
珈琲の先進国イタリア・ドイツの焙煎工場を視察。珈琲の製造工程を知り尽くした井口社長のこだわりは有機JAS認定工場の随所に表れている。今では主流となった一杯取りドリップバッグ方式を二十年前に開始。
煎りたて・挽きたての美味しい珈琲を提供する為、焙煎後の珈琲から出る炭酸ガスだけを放出する特殊バルブを自社開発したのも井口社長のアイデアだ。
そしてこの度、サムライ日本プロジェクトに参加。珈琲に人生を懸けた親子のこだわりを「安芸国サムロック珈琲」として発売する。