■株式会社 上万糧食製粉所/広島市
「広島ではきな粉といえば青きな粉なんですよ」と創業昭和三年の株式会社上万糧食製粉所、上野社長は語る。
日常食として、晴れ食やお供えとして日本人の食生活に深く根付いてきた「きな粉」中国山地の農村地帯では田植えが始まる頃、田の神を迎え、豊作を祈る行事が盛んに行われてきた。米をだんご状にまるめて、きな粉をふりかけた「きな粉むすび」をお供えし豊作を祈るのだ。
当時、豆腐や味噌、醤油に使われる黄大豆は貴重で、農家では畑の肥料として使われる青大豆を食べていた。広島で、きな粉といえば「青きな粉」と呼ばれる由縁もここにあったのではないだろうか。
「青きな粉といえば、ウエマン」創業者、故・上野万平氏が広島市西区で製粉業を始めたのが昭和三年。
美味しい「きな粉」を食べてもらいたいとの一途な情熱は、大豆を炒り、挽くというシンプルな工程に究極を求め続けてきた。それから八十年、創業者の情熱と技とこだわりを今も変わらず伝承している。
地産地消をテーマに広島の米、もち米、大豆、玄米などを使った製品も開発。広島のよさを再認識し広島の素晴らしさを知ってもらいたいとの思いを伝えるため、地域のイベントには積極的に参加しています、と上野社長は語る。
こうした取組みが評価され、平成二十年には「ザ・広島ブランド」に認定。
そして今回、サムライ日本プロジェクトに参加。無添加・無着色。豆本来の「香り」「味」「色」にこだわり抜いた「安芸国サムロック青きな粉」を発売する。